ベトナム南部ホーチミン市で、地場初の100%資本による半導体後工程請負企業(OSAT)が本格稼働する。不動産や小売り事業を手がける複合企業CTグループ傘下のCTセミコンダクター(CTS)は市内の工業団地で研究開発(R&D)拠点を設立。クリーンルーム付きの組み立て・パッケージ工場を年内に完成させる。2027年には国産チップの量産体制を確立し、設計から後工程まで一貫して担うことで、ベトナムが世界の半導体産業のバリューチェーンで果たす役割を高める狙いだ。成長戦略と今後の展望について、ワン・アズミ・ビン・ワン・フシン最高執行責任者(COO)に聞いた。